セーハのコツ

ギター技術分析、ギター論
07 /26 2012
 ギターで最初につまづくのがみんなセーハですよね?Fコードで挫折するというやつです。中峰先生の記事にもありました。今日は写真つきで解説したいと思います。

 まず最初の写真が多くの愛好家の方々がイメージするセーハです。
セーハ1

セーハ2

 そして2枚目が僕がやってるセーハです。
こういったセーハの方法は巨匠カルロス・ボネル、ホルヘ・ルイス・サモラも重要性を説いてました。現在では世界的に常識となっています。

 1枚目と2枚目の違い考えてみてください。

1枚目は親指と人差し指でぎゅっと挟みつける従来考えられていたセーハです。これだと指がすぐに痛くなってしまって挫折、故障の原因になりかねません。また長時間の練習、演奏に耐えられません。根性でやってもよい効果は得られませんよ。

2枚目を見ると肘が下に下がっているのがわかるでしょう。重力に逆らわず左腕の重みを乗せてぶら下げるようなイメージです。だらーんとやってみてください。意識を腕から肩へ~体の重みを使って、そして重みを感じてください。
そして親指はそえるイメージで決してぎゅっとやらないでください。慣れてくれば親指がなくてもセーハできるようになります。 この左手 親指というのは非常に重要な要素をもっています。この話はまた次の機会に。
 
 もうひとつ意識してほしいのはおさえる左腕、胸の中心、右肘の3点の力のバランスです。胸の中心はヤジロベエの重心だとイメージしてください。左と右のバランスが悪いと力にロスが生じます。左に力が入るなら右肘でうまく調節します。そのときに下の意識をもってください。だらーんと下がってる感じです。重力に逆らってはいけません。決してむきになってはさみつけるのとは違います。

 youtubeの巨匠の演奏を見てみてください。(先日マスタークラスを受講した)巨匠サモラの左腕の使い方を観察してみてください。曲はEduardo Martinのsonです。中間部がセーハの連続です。


おまけです。珍しく俺はメガネです。↓
zamora and I 2

 どうです?決してはさみつけるようなセーハではないはずです。そのほかにも右指の使い方、呼吸の取り方、いろいろなところを観察するということも大切です。


セーハ地獄ってよく言うんですけど地獄ではないんです。
地獄になってしまうのはセーハの仕方がよくないだけなんですよ。
もちろんセーハするにもある程度の基礎的な筋力が前提となってきますし、初心者がいきなり2枚目のようにうまくセーハできるかといったら違います。ある程度の訓練が必要です。
 
 このようにセーハは決してムキになってはいけません。セーハ=大変という常識を頭の中から取りはらっていかに楽をして押えるかを考えてみましょう。 自然と2枚目のようになりますよ。

大手文明

 

クラシックギタリスト
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