なぜギタリストに転向したのか

クラシックギター
06 /18 2012
 僕はもともとチェロをやっていた人間です。4歳から習い始めて17歳までやってました。よく聞かれることがあります。
なぜチェロからクラシックギターに転向したのかということです。

一言で言えばチェロは大好きだったけどそれ以上にクラシックギターの音楽スタイルや音色に魅力を感じたからです。

チェロをやっていたときはピアノと合わせるときは楽しいと感じていたんですが、
だんだんと1人で練習することに苦痛を感じるようになってきました。
和音を弾くこともあるのですが基本的には単音でひたすらその練習ですから。

チェロはとても難しい楽器です。ちょっとした左手の押えのずれで正しい音程が出ないし、右手のボーイングによっては、美しいはずの響きが不快な響きになる楽器です。
ギターとは違った意味での難しさがあります。

チェロは素晴らしい、だけど僕にとっては表現の限界を感じてしまった。
自分にはチェロの美しさを引き出すことができないと感じたのです。

19歳のときにクラシックギターに出会いました。
6本の弦から響く多彩なハーモニーそして甘く優しく人に語りかけるような美しい響きに魅せられました。
僕は明治学院大学に通っていてクラシックギター研究会というところに入りギターを始めました。
先輩方々には大学からギターを始めたにもかかわらず素晴らしいテクニックと音楽性をもった人達が何人かいました。
最初は彼らからギターを教わったわけですが、練習をすればするほどどんどんとギターの世界にのめりこんでいきました。しかしほとんど独学の状態だったので伸び悩むようになりました。もっと良い音を良い音楽をそういうふうに考えていた2004年の秋
僕にとって特別で人生の方向性を変える運命的な出会いがありました。

東京文化会館小ホールのギターフェスティバルでの中峰秀雄の演奏でした。
白い衣装を身にまとったギタリストがしっとり甘い響きでもしも彼女がたずねたらを演奏した瞬間
鳥肌がたち涙が出てきそうになったのです。
なんてギターって美しいんだろう・・・なんてダイナミックなのだろう・・・
アッシャーワルツ、モジーニャ、フッコすべてが感動の連続だった。
いまこうやって書いているだけでも、その瞬間を思い出し涙が出そうになります。
演奏を終えて花束を受け取るギタリストは演奏だけでなく立ち振る舞いも美しかった。

それからというものその音色はずっと耳に残ったまま寝るときも鳴り続けて、離れなかった。
こんなことは今まで経験がなかった。
そして自分にはこれしかないと思いました。

とにかくこの感動を与えてくれた人に感謝の気持ちを伝えたいと思いメールをしました。
たくさんのあたたかい言葉の長いメールが返ってきて
先生のところに入門する決意をしました。

そして中峰先生のところでギターを学び始め8年がたち現在に至ります。

常に良いものを目指し日々精進しています。
たくさんの人達に感動を与えられる音楽を目指していきます。
まだまだこれからだけどクラシックギターの素晴らしさをブログを通じて、演奏を通じて、少しでも伝えていければと思います。



コメント

非公開コメント

大手文明

 

クラシックギタリスト
 大手文明のブログ