練習の仕方とメンタルの持ち方

ギター技術分析、ギター論
09 /12 2014
師匠の日頃のレッスンやマスタークラスでの助言、そういったものの意味はそのときには理解できていなくてもじわじわときいてくる。不思議なものだ。
練習をしてるとふと思い浮かんで、言っていたイメージがぴたりと体にはまる感覚を味わう瞬間がある。ああ、あのときああいうふうに言っていたのはこういうことだったのだと。練習のなかで体が気づく。

練習、この道を志してから、焦りとこうあるべきとか、こうでなくては恥だとか、そんな気持ちからできないことに対する怒りやイライラから自己批判の連続で辛い日々が続いてきた。人の評価や批判が怖くて仕方がなかった。実際 演奏会終わった後の人の言葉が必要以上にきつく感じられた。

師匠に焦りはダメだよ、と何度言われても本当の意味理解できなかった。
そして心技体ともずたぼろの状態でコンクールを迎えてしまったのが今年の前半。当然の結果となり一番メンタルが落ちこんだ。特に心の部分はズタズタだった。


その後練習していくなかでようやく僕なりに気づいた。

まず変なプライドと自分より弾ける人に対する劣等感を捨てる。
最初はできない当たり前。
心を穏やかにし、できない部分を冷静に分析し、そこをゆっくり何度も反復練習することなのだ。できなくても全く問題ない。すぐに練習してその場でできるようになるほど人は都合よくできていない。長期の視点をもつのだ。頭を冷やせ!考えて練習しろ!と言い聞かせて実行するのみ。

こんなにゆっくり弾いてて大丈夫なのか?みんな不安になる。だけど遠回りなように見えてそれが上達の近道なのではないのだろうか?自然と指から力が抜けていく、ジャストミートの最短距離のタッチになっていく感覚を覚えこますのだ。
そしたら速くはいつだって弾ける。もちろん指の鍛錬は怠ってはいけないが。
ゆっくり弾く勇気、これは本当につまらないことかもしれないけどそれができるかできないかでプロとアマチュアを分けるものの1つになるのだと思う。

巨匠ホルヘ・ルイス・サモラの言葉
「通して弾かなければいけないのは本番の1回だけなんだよ、だから練習、できないとこに特化しするのです。」
この言葉も今 心にしみている言葉である。

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大手文明

 

クラシックギタリスト
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